美容業は教育産業だと思います。
美容室はゲスト(お客様)にデザインや接客、
心地良い空間を提供すると思いますが、
そこにかかわってくるのはキャスト(スタッフ)だと思います。
ヘアスタイルは商品ですが、
素敵なヘアスタイルを創造できるキャストを
育てなくてはいけない意味ではキャストが商品なのかもしれませんね。
店舗は百貨店でキャストの1人1人が各ブランドで個性があり、
ゲストに自分好みのブランドを選らんで頂き、
店舗はのれんで各ブランドの品質を保証し、
ゲストを守る。
美容業がキャストを育てる事は必須なのですが、
自分も長く教育にたずさわっていて思う事はやる気、
モチベーションは本人の内から躍動しないと、
身にならないと常々思います。
いくら自分が必要だと思って口うるさく何度も言っても、
右から左へ受け流し(そんなギャグがあったような…)
ていたら成長は遅いと思います。
しかし、自分が思うのは人は人で育つ、
キャスト(モチベーション)はゲストによって育つという事です。
自分がこの技術を覚えたらゲストが喜ぶよ、
このおもてなしが出来たらゲストが嬉しいと思うよ!と、
言ったとしても実際にゲストが喜んで頂けた瞬間にはかないません。
鏡を見せた瞬間にゲストの顔が笑顔に変わる瞬間、
喜びのメール、お手紙を頂いた瞬間、
自分の事がゲストの家庭の会話の中(良い内容で)に出ている事を知った時、
キャストの名前を覚えて頂けた時…
ゲストの方々にキャスト教育も支えられているなと常々思います。
ありがとうございます。